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SNS投稿の位置情報に要注意


安易に写真を投稿しないことが大事

私の友達が、先日旅行に行った時に随時SNSに投稿しているのを見て、セキュリティ上よろしくないなと思ったことがあります。
SNSに写真を投稿し、近況を報告している人も多いと思いますが、自分自身で個人情報をばらまいているリスクがあることを覚えておかなければいけません。
実は、投稿した写真から個人情報が特定されてしまい、犯罪などに巻き込まれる事例が少なくありません。
SNSに現在地を知らせる投稿をすることも危険です。
現在は遠くにいることが知られると、家には誰もいないだろうと悟られてしまい、空き巣被害に遭う場合も想定されます。
コミュニケーションツールとして役立つSNSですが、インターネットを活用していることから中には悪意のある人が悪用するケースもあることを覚えておくことが大切です。
SNS投稿の位置情報に要注意である理由について掘り下げてみようと思います。

投稿した写真に隠された情報とは

SNSに写真を投稿してどのようなリスクがあるのかピンと来ない方も多いはずです。
当然ながら、撮影してはいけない場所や肖像権を侵害するような写真を投稿するのはいけないことだとわかると思います。
一見すると何も問題がないような写真でも、重大な個人情報が隠されている場合があります。

デジカメやスマートフォンで撮った画像にはExifという情報が隠されています。
撮影日やカメラの機種、撮影した場所などの情報が含まれています。
これらの情報は撮り溜めた写真を整理する時などに活用出来る便利なデータです。
本来であれば有意義な情報ですが、この中で位置情報を確認することでその人のいる場所が特定されてしまうのです。
例えば芸能人が自宅で作った料理を撮影した画像をブログに投稿した場合、位置情報が解析されて自宅がバレてしまうことがあります。
一般の方でも同様で、ストーカー被害に遭う事例もあります。
SNSの中には投稿した写真にExifが残らない仕様になっている場合もありますが、全てのサービスが対応しているわけではありません。

対応策としてはあらかじめGPS機能をオフにしてから撮影すると、撮影場所の情報は記録されません。
このような対処法を知っているのと知っていないのでは、全く結果が異なるので覚えておくと重宝します。

自分の場所を知らせない方が良い

SNSに自分がいる場所を随時投稿している人もいるようですが、これもセキュリティ上危険な行為と言えるでしょう。
仲の良い友達にしか閲覧できないようにしているから問題ないと考えている人もいますが、これは最も危険な行為と言えます。
どんなに信頼できる人であったとしても、信頼しすぎない方が良いです。
あまりにも頻繁に自分の居場所が特定できるような投稿は、極力控えた方が安全です。